香川県について

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金刀比羅宮

金刀比羅宮(ことひらぐう)は香川県にある有名な神社のひとつで仲多度郡琴平町の象頭山の中腹に位置しており、海上交通の守り神として信仰されています。「こんぴらさん」の愛称で知られており1300段以上もある参道の長い石段が有名です。金刀比羅の本殿にはもともと国造りの神様として五穀豊穣や産業、文化などの繁栄と国や人々の平安をつかさどっている大物主神(おおものぬしのかみ)が祀られていましたが、後に保元の乱に敗れて讃岐に流され、その地で崩御された崇徳天皇が合祀され、現在はこの二柱が祀られています。

金刀比羅宮は金刀比羅本教の総本部として位置づけられ、これを信仰する人の集まりは「こんぴら講」と呼ばれており、その教えは古くから全国的に広まっていました。江戸時代において特別とされた伊勢神宮への参拝に次ぎ、讃岐の金毘羅大権現(現在の金刀比羅宮)への参拝は人生の一大イベントとされていました。しかしはるか東から讃岐への参拝は大変なものでしたので、その場合は旅なれた人に代理で参拝してもらうことを依頼する代参が行われていました。代参は直接人に依頼するほかにも陸上では犬を用いたり海上では樽に流したりなどして見ず知らずの人に依頼する場合もありました。これらを見つけて代参した者には依頼者と同様のご利益があるとされており、その際に用いたものが「こんぴら狗(いぬ)」「流し樽」と呼ばれるものです。現在はその当時を偲ぶことが出来る燈篭などが参道のあちこちに残っています。