高松城
香川県の県庁所在地である高松市にあり、県を代表する名所として有名なもののひとつに高松城が挙げられます。高松城はその周辺海域が玉藻の浦と呼ばれていたことから玉藻城という別名で呼ばれることもあります。高松城は安土桃山時代に生駒親正によって築城されており、その後明治時代に行われた版籍奉還により廃城とされ、外堀の埋め立てや老朽化による天守の取り壊しなどを経て現在の姿に至っています。しかし築城された当時は瀬戸内海に面した海城で、今治城や中津城とともに日本三大水城のひとつとして数えられています。
高松城の特徴としては外堀や内堀に直接海水を引き入れることが出来る造りになっていることで、これにより場内に軍船がそのまま出入りする事が出来ます。水軍を用いることも視野に入れられた本格的な海城としては日本初で最大規模を誇っています。また城壁が直接海に面しているため海上封鎖をされにくい性質を持っており、攻城戦における籠城や物資の運搬など守備側に有利に働くという性質を併せ持っています。実際には高松城は戦を経験していない城で、その形状も埋め立てなどにより市街化しているため大きく変わっていますが本丸や二の丸、三の丸などは当時の姿をそのまま残しています。現在は玉藻公園として一般開放されており、場内にある桜の馬場と呼ばれる場所は春になると桜の名所として広く知られています。